「私たちの心を知る神(傷を包む神)」

十字架金

祈祷会(午前)  田中敬康師 仙台教会にて
詩篇147編1-113節
「私たちの心を知る神(傷を包む神)」

 「ハレルヤ。まことに、われらの神にほめ歌を歌うのは良い。
まことに楽しく、賛美は麗しい。
主はエルサレムを建てイスラエルの追い散らされた者を集める。
主は心の打ち砕かれた者をいやし彼らの傷を包む。
主は星の数を数え、そのすべてに名をつける。
われらの主は偉大であり、力に富み、その英知は測りがたい。
主は心の貧しい者をささえ、悪者を地面に引き降ろす。
感謝をもって主に歌え。立琴でわれらの神にほめ歌を歌え。
神は雲で天をおおい、地のために雨を備え、また、山々に草を生えさせ
獣に、また、鳴く烏の子に食物を与える方。
神は馬の力を喜ばず、歩兵を好まない。
主を恐れる者と御恵みを待ち望む者とを主は好まれる。」

3.4節「主は心の打ち砕かれた者をいやし、彼らの傷を包む。
主は星の数を数え、そのすべてに名をつける。」
大空の星々を造られた神は、打ち砕かれた心をもつ者たちの神であられる。
それをこの節は語っている。この2つの節に対照がみられる。天と砕けた心。
神は天を造られた。主は語られ、そのようになった。

そして、主によって創造された世界は、しっかりと安定・定着した。
この天を造られた神は、私たちの打ち砕かれた心についても、心を配って下さっているお方である。
他の誰もが心を配り、気づかってくれなくとも、神は気づかってくださっておられるのである。
私たちの心が傷つき、痛んでいることを感知できないほど、離れておられるお方ではない。
私たちが苦しみ、悩んで泣いて助けを求めている時に、
かがみ込んでたずね、みてくださるお方である。
まさに、私たちの神は、諸天を造られた神であられると共に、
私たちの心をよくご存知で、色々と配慮して下さる神でもあられる。

星々の数を数え、それに名をつけられる神は、私たちのどんな小さな必要をも知っておられるお方である。
この壮大な宇宙にある天体の星々をコントロールしておられる神は、
私たちの「散りじりバラバラ」に砕けてしまった心の一片一片をも拾い、
取り上げて、もう一度完全に繋ぎ合せることの出来るお方である。
もし私たちが、主の心優しい愛に満ちた御手に全てを委ねるならば、
打ち砕かれた心を癒してくださるお方である。

5節に「我らの主は偉大であり、力に富み、その英知は測りがたい。」とあるように、
神ご自身の愛と英知は無限で、主の御力は偉大である。
主は成し遂げられる必要のあるものは全て、成すことのお出来になるお方である。
神の御愛にも、神の理解する英知にも、神の大能の御力にも限界は存在しない。
無限である。それ故、私たちは今日、打ち砕かれた心を主に明け渡し、
主によってその心を癒して頂こうではないか。

詩篇147編 さんびは神にふさわしい 
        創造主をはめたたえよ
1. 1-6節 離散していた民を集める主――霊的祝福のためにほめたたえよ――主の民は回復された。
2. 2-11節 必要を満たす主―物質上の祝福のためにほめたたえよ――国土は刷新された。
3. 12-20節 みことばを送る主―万物をすべ治められることのためにほめたたえよ――御言葉が啓示された。
2節の「建て」、3節の「いやし」「包む」、4節の「教え」、6節の「ささえ」(もたげ)は皆、
現在分詞で神の民のための継続的でダイナミックな主の働きを示している。
乗鞍




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