お証２

引きこもりから解放され

私は、キリスト教とは無縁な家庭環境の中で育ちました。神社に祀ってある神さまを神として、まことの神さまを知らずに過ごしていました。

私が始めて、まことの神さまを知ったのは、小学校６年生の頃でした。
テレビで、イエスさまが十字架に架かって、全地が真っ暗になったのを見て、神さまは人間に罰を与える怖いお方だと思いました。
この時は、まだ全人類の罪の為にイエスさまが、十字架に架かられて死んで下さったこと、そして十字架の愛を理解することができませんでした。

中学１年生の時、親戚の伯父が癌で亡くなりました。

伯父はホスピスでの入院生活を通して、イエスさまを信じてクリスチャンになりました。
この時、私はキリスト教の御葬儀に参列し、初めて新約聖書を頂きました。
聖書を読み始め、天地を創造されたまことの聖い神さまがおられることがわかるようになりました。

学校を卒業してから、自動車の免許を取って、専門学校に行く予定でいましたが、気が小さくて一人で行動することができず、いつしか家に閉じこもるようになってしまいました。
自分でもこのような生活は愚かだとわかっていても、そこから脱出することができませんでした。
家に閉じこもるようになり、社会との関わりもなくなり、精神的に病んでしまいました。大変父や母を困らせ、私自身も苦しんでいました。

このような時に、私の家の近くに、インマヌエル教会が建てられました。
神さまの方から近づいて下さり、救いの御手を差し伸べて下さいました。
暗闇の中に一筋の光が私の心の中に差し込んできました。
神さまに助けを求める気持ちで、毎週、礼拝、祈祷会、伝道会の集会に通うようになりました。
私もクリスチャンになりたい。
神さまにお祈りをする強い信仰が持ちたいと思うようになりました。

集会に出席しているうちに、私は罪人であり、救っていただかなければならない者であることを強く感じ、私の心の罪や行い、悪や汚れを赦していただきたいと思うようになりました。

１９９５年４月１６日に、今までの罪の生き方を悔い改めて、イエスさまを救い主として信じました。
あたえられた御言葉は、

「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは、過ぎ去って見よ、すべてが新しくなりました。（Ⅱコリント５・１７）

その年のイースターの礼拝で、洗礼を授けていただきました。

罪の生活から救い出され、新しい生活が始まりました。
外にも出るようになり、心の病も癒されていきました。
私の引きこもりは、父と母を大変苦しめ悩ませていました。

私が救われてからは、父と母の重荷と苦しみがなくなり、私は教会に通い、仕事にも行くようになって、その変えられた私の姿を見て、両親は大変喜びました。
救いの恵みに与り、クリスチャンになった喜びを友達や家族に証ししたり、教会に誘ったり、手紙を書いたりしてイエスさまを伝えています。

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