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私が、救いの恵みにあずかりましたのは、昭和３６年２月７日です。
その時頂きましたみ言葉は、
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」コリントⅡ５：１７です。
私の家は、両親が仕事に出ていましたので、家の事は、兄弟で分担していました。
私の下に弟三人がいます。学校から帰りますと、弟のおもりと洗濯、夕食の準備等が待っていました。
朝早くから一生懸命働く両親の姿を見ては、私も何か助ける事が出来たらと思っていました。
ですから、家族の一員であれば当然の事として上の二人の姉と一緒に家の手伝いをしていました。
そして、日曜日には、朝７時半に家を出て８時から始まります教会学校に出席し、その後１０時からの礼拝にも出席する事が決められていました。
この期間は、私ども兄弟にとって聖書を学ぶ幸いな時でした。
しかし、中学生になりました頃、反抗期に入り私の心は自分で自分の心を制する事が出来なくなりました。
それは、不満とつぶやきと劣等感が私の心を支配していて、そのおもしろくない心を、何も関係のない又、抵抗する事の出来ない弟たちにあたりちらしていました。
しかし、家の事で決められている事はきちんとしていました。
ですから周囲の人々は、私を見ては、「本当に兄弟思いで、両親を助けるいい子だね」と、ほめてくださいました。
私は、その度に、だれも知らない自分の汚れた心に悩みました。
そしてこの時期、教会にも行かなくなってしまいました。しかし、私の心は、重く苦しく悩み続けていました。
このような状態の或る日、私は初めてインマヌエル島田教会の前に一人で立っておりました。
その時です。
胸の奧に潜んでいる罪と汚れに悩んでいるのは誰ですかと「胸の奧に」の讃美歌が教会の外にまで聞こえてきました。
教会の窓から流れて来るこの讃美歌の歌詞は、私の耳を、いや、私の心を強く捉えました。
汚れた心で悩んでいました私は、引きつけられるようにして教会に入り席に着きました。
賛美している方々の顔は活き活きと輝いていて、教会全体が力に溢れている雰囲気に驚きを覚えました。
尚、歌い続けられている賛美、イエスにすがれ、イエスの愛にすがれ、心は平和と喜びに満ちるから。
心の問題の解決を求めていた私は、大きな宝物を見い出いしたかの如くに、心がおどり喜びに満たされました。
この時から、心の問題を解決すべく、すべての集会に出席して救いを求め始めました。
集会に出席しているうちに、私が悩んでいたものは、罪の問題であることがわかってきました。
悩む罪人でありました。
そして、その罪を解決して下さる為に、神様は、イエス様の十字架を備えて下さった事を教えて頂きました。
昭和３６年２月７日。
お祈りを致しました。
「私は心の奥深い所に潜む罪と汚れに悩み続けて来た罪人です。
しかし、神様は、この罪人の私の為にイエス様をお遣わし下さり、イエス様は、私の罪の身代わりとなって、詛いの十字架におかかり下さり、救いの道を開いて下さいました事を心より感謝します。
私の汚れた罪を赦して下さり有難うございます。
今、イエス様を私の救い主として信じます。」
と、お祈りして悔い改めの信仰にたつ事が出来ました。
「キリストは、私たちのためにのろわれたものとなって、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。」 ガラテヤ ３：１３
「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」 ヨハネⅠ １：９
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」 コリントⅡ ５：１７
かつて、勇気を出して一人、教会の前に立った時、窓から流れてきた賛美と聖霊の恵みは、私の心の内に流れ込み、重荷は除かれ、罪ゆるされて、今も大きな喜びと感謝に溢れています。
イエス様にすがりましょう。イエス様の愛に。そうすれば心は平和と喜びに満たされます。
と賛美の如く私を変えて下さった神様の大きな愛を、心より感謝しています。
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です」。エペソ２：８」
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