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2021年12月19日 クリスマス祝会  メッセージ要約

「神は実にそのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。」
聖書箇所 ヨハネ3章16節

メリークリスマス!

皆様の上に、救い主イエス様の恵みと祝福がありますことをお祈りしております。
2021年はどの様な年でしたでしょうか。大変な年であった方、悲しみに憂えた方、逆に苦しみの中でも小さなことが感謝な事だと気が付いた人、色々いらっしゃるでしょう。
クリスマスは、一般的には心わくわくする、陽気な雰囲気、楽しい、ハッピーな雰囲気というプラス面があります。
ケーキ、ごちそう、プレゼント、でも何故お祝いするのか分からずして、流されている方々がこの時代、日本は特に多いのではないでしょうか。
先日教会を訪ねた方が、精神的な病を患い、家族ともうまくいっていなくて、クリスマスの曲を聴くだけで辛いとこぼしておりました。
その様な温かい団らん、親しい人々との楽しい語らいの時の陰で、経済に困窮し、心病んで、孤独な人、誰にもかまってもらえない悲惨な人々がいることも事実です。
その様な時代に、否いつの時代にも、そういう人々はいたのです。
しかしそういう人々にこそ、喜びの日なのです。
神様が私達人間を顧みて下さって、愛と憐れみを注いで下さった、大きな喜びの日、それがクリスマス、救い主の誕生だからです。
では三つのポイントでクリスマスの喜び、何故喜びなのかをお伝えいたします。①苦しみの中、暗黒の時代に救い主が生まれたからです。
先ほどお話しましたが、聖書の言葉に皇帝アウグストゥスの時代、イスラエルは国を滅ぼされ、民は離散していました。
戦いに敗れ、救い主メシアの来臨を待ち望み、この圧政から救ってほしいと願っていたのです。
どの時代にも、どの国にもあります。どの世代にもあります。
人々の困窮は今の時代にもあるのです。それは耐え難い屈辱の暗黒の時代す。
そこに救い主メシアの誕生です。
喜ばないわけがないのではありませんか、ここから救って下さる方が来られた、しかも、預言者を通して語られていた約束の成就です。
二千年前にお生まれになりました。素晴らしい出来事なのです。
精神的に励まして、心を強くして一緒に変革して下さる方が来た!
これがクリスマスの意図したことです。キリストマス、、救い主の礼拝こそがクリスマスです。だから喜びの日なのです。
次に⓶飼葉桶と十字架が喜びの印:ごちそうがあって、プレゼントがあってというのが喜びではないのです。
ヨセフ、マリヤ、イエス様の居場所は宿屋にはなかったと記します。
私達を幸せへと導く救い主は誰にも顧みられず、冷たい家畜小屋、飼葉桶に最初寝かされたのです。
世界は救い主を必要としていないとの拒絶です。
それは救い主イエス様の生涯でも明らかです。
主イエス様は、多くの人々を愛し、神様が困っている人貧しい人を憐れんで愛し、助ける方だと示しました。病人は癒され、空腹の人は満腹し、 目の見えない、耳の聞こえない人は見て聞こえるようになりました。
死んだ人が生き返ることもありました。
しかし、人々は奇蹟は望んでもイエス様は望まなかった、イエス様そのものはいらなかったのです。
自分の言う通り、思い通りになる神だけを求めたからです。これが人間の罪です。
自分欲と自我が争いを起こします。
辛く苦しんでいる人々に愛と憐れみを与え、赦し合う心が世界中の人々の心に満ちれば間違いなく平和と喜び、安心安全な世界にあります。
しかしそれを与える救い主はいらなかったのです。
思い通りにならない神なんていらない、ですから、イエス様の最後は、十字架の上での死でした。
イエス様は人間の罪に殺されます。
しかし、これも神様のご計画です。
救い主が経験した事が私達の癒しとなったのです。
救い主を信じる事が私達の力となったのです。これも紀元前740年前のイザヤという預言者によって語られていました。
飼葉桶も十字架も神様の払われた犠牲です。神様の犠牲の上に私達の幸いは成り立ちます。
人々に無関心に扱われ、居場所のない孤独で悲惨な人々を神様は顧みて下さる、憐れんで下さる、大切にして下さる共にいて下さるという証です。
イエス様は豊かに与える本当の神様、救い主です。クリスマスはこれを覚える日です。
ケーキやごちそうを食べてパーティーをする日ではなく、人間の罪と暗闇の絶望の世界に、愛と憐れみと赦しが与えられた、神様の救いが与えられたそれを感謝する日なのです。
クリスマスは神様からの贈り物、愛と憐れみと赦しを感謝する日です。ではこの神様からの贈り物はどの様に受け取ることが出来るでしょうか。
③救い主を信じる事で与えられます。
信じる者に永遠のいのちが与えられる、ここに神の愛があるのです。
この愛を受け入れる時、愛するという行動が生まれる、私達も隣人を愛し、仕え、与え、弱い時にこそ神が共にいて下さるので強いと言える者となる。
これがクリスマスの恵み、神様からの贈り物です。受け取って下さい。キリスト信じて、心に迎え入れて下さい。
宿屋には彼らのいる場所がないとあります。
キリストを受け入れる余地が心に無い人とならないで、主を真実に受け入れて行く時、神様もまた、私達を受け入れ、恵み豊かな者として下さいます。
皆さまの上に神様の豊かな恵みと祝福がありますように。


新年講壇



(新日本聖書刊行会. 聖書 新改訳2017 )


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