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2017年4月2日 礼拝 メッセージ要約
「御顔をエルサレムに向けて」
聖書箇所 新約聖書 マタイの福音書 ２６章３６－４６
「ゲッセマネの園でのイエス様」
ペテロ、ヤコブ、ヨハネ三人をイエス様は選ばれた。
この三人は、会堂管理者ヤイロの娘の甦り、イエス様の変貌という奇跡にも立ち会いましたが、ゲッセマネの園に招かれるという苦しみの時に側にいる特権を授かりました。
『そのとき、イエスは彼らに言われた。「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここを離れないで、わたしといっしょに目をさましていなさい。」 マタイの福音書 26:38-39
神様の栄光に会うものは、苦しみにも会います。
本当に必要なのは、神様に必要とされた時そこにいることです。
イエス様は、僕ではなく弟子たちを友と呼ばれました。
そして三人の友を選んでご自分の苦しむ姿をお見せになりました。
優しい、何でも助けて下さる、恐れを知らないイエス様の姿しか知らなかった弟子たちは、
今迄一度も見た事のないイエス様の姿を見せられました。
イエス様は、何を見ておられたのか。何が一体イエス様をこれ程までに恐れさせたのか。
何故、ありのままの姿を弟子達に見せられたのか。
この時、イエス様は、サタンの総攻撃を受けていました。
イエス様を十字架につけさせまい。
神様に従わせまい。
これから起きる出来事をパノラマを見るように見せ、イエス様の心が切り刻まれるようにさせ、サタンは、イエス様を狂い死にさせようとしました。
十字架の死以外の死をもくろんだのです。
イエス様は、ゲッセマネの園の苦しみを打ち勝ったからこそ、十字架の苦しみに打ち勝ちました。
本当の十字架は、ゲッセマネ園での経験であったと言っても過言では、ありません。
「わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」 マタイの福音書 ２６：３９
己に死に、御心をなさって下さい。
罪の恐ろしさ
私たちは、死の恐ろしさをあまりわかっていません。
日本人の死への認識観。深く考えまいとする。
人間の罪に対する神の怒り。
その人の中にある罪を徹底的に嫌われる神様。
人類が始まってから、全人類の罪が重く重くのしかかって積み上げられているすさまじさ。
人間に対する神様の怒りがイエス様につきつけられ、この怒りの杯を飲み干さなければならなかった、ゲッセマネの園での戦い
肉体の滅びだけではなく、地獄で永遠の苦しみ。
福音を伝えなければ、永遠の滅びが追いやってくる。
イエス様ご自身の悲劇
それは、父なる神様から離れたことがないイエス様が、神様から捨てられるという経験。
イエス様は、肉体的な痛みは覚悟されていたかもしれません。
本当の苦しみは、使命を全うするために父なる神様への従順、人間への愛
イエス様は、使命を全うするために素直に父なる神様の前に出ました。
「わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。」と祈らなければならない程サタンの激しい誘惑、すさまじい戦い。
神様が勝つのか。サタンが勝つのか。重大な局面。
十字架につけさせまいとするサタンの巧妙な策略。
「しかし、彼を砕いて、痛めることは主のみこころであった。もし彼が、自分のいのちを罪過のためのいけにえとするなら、彼は末長く、子孫を見ることができ、主のみこころは彼によって成し遂げられる。」 イザヤ５３：１０
「しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」
マタイの福音書 ２６：３９
現状に落ちつぶされてしまうのではなく、「しかし、わたしの願うようにではなく」と信仰の告白。
この“しかし”は、人類の歴史を転換させた。祈り。
ただならぬ事が起こるとわかっていたが、弟子たちはサタンの矢、睡魔に負けてしまった。
眠りこけている。
「立ちなさい。さあ、行くのです。」
死と地獄と悪魔に立ち向かう姿。
試みの嵐が吹きすさぶ時、神様に捧げるのか、世に仕えるのか選択の時、ゲッセマネに退き、「しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」と祈りましょう
これは、メッセージを聞いて信徒が書いたものです。メッセージそのままではありません。
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